BIOGRAPHY
愛知県豊田市出身。物心ついた頃から合唱の中でも自分の声がよく通ることに気づき、音楽に親しみを持っていた。中学校時代に宝塚歌劇団の虜になったことからミュージカルに目覚め、部活は吹奏楽部に入部し朝から晩までサクソフォンを吹く少女時代を過ごす。
地元・豊田北高校に進学し吹奏楽部に入部。在部中の定期公演にてミュージカル要素を加えたマーチングステージをプロデュースし、自ら主役を演じる。(ウエストサイドストーリー/トニー、キャッツ/グリザベラ)週7日の部活動でサクソフォンの技術を磨きながら、夜は音大と宝塚受験準備のためバレエ、ソルフェージュ、ピアノ、声楽を習い、普通校かつ進学校ながら音楽漬けの高校時代を送った。
大学は沖縄県立芸術大学に進学し、中村智子教授に師事したことから大学卒業後の留学を念頭に入れ、歌に没頭していった20代への変わり目。教授の転任に伴い大学3年目からは鹿児島国際大学で学ぶ。卒業時には総代に選ばれる。
この頃からコンサート歌手としての活動を本格化し、鹿児島や地元・愛知でソロリサイタルや慰問コンサートを自主企画する。
学部を卒業し、2011年より留学。最初の3ヶ月間はザルツブルク、次の半年間はウィーン、2012年はベルリンと単身移住し、様々な歌手の元で研鑽を積んだのち、2013年3月オーストリア グラーツ芸術大学大学院修士課程声楽科に入学。声楽をAgathe Kania-Knobloch、リートをGerhard Zeller, Josef Breinl、オラトリオをRobert Heimannに師事。オペラ領域では指揮者Frank Cramer、演出家Roman Hovenbitzer, Alexander Irmer, Annette Wolfに学ぶ。在学中グラーツ市およびグラーツ芸術大学学友協会より奨学金を受ける。さらに奨学生としてイタリア・シエナの語学学校Dante Alighieriに留学。学内のオペラ公演や学外の演奏会、グラーツ歌劇場公演にも多数参加。2016年3月にMaster of Artsを取得し修士課程修了。
マスタークラスという枠組みでClaudia Rüggeberg, Werner Güra, Grace Bumbry, Anna Tomowa-Sintow, Gerd Uecker, Rudorf Jansen, Brigitte Fassbänder, Hope Koehler, Evangelina Colon各氏に指導を受ける。2015年、グラーツで1ヶ月半に渡って開催されるマスタークラスAmerican Institute of Musical Studiesを特待生として受講し、Stefaniensaal、Basilika Mariatrostでのオーケストラコンサート、州内各地でのオペレッタ、スペイン音楽コンサートなど精力的な演奏活動を経験する。
2016年から2019年には東京を拠点に音楽活動と企業勤めを兼業。オーストリアとの関わりを深めつつ、関東、東北、関西、中部各地での演奏活動を行う。
2019年夏より再び渡欧し、兼業歌手として活躍の場を広げている。
2024年現在、オーストリア・チロル州を拠点に音楽活動中。藤原歌劇団正団員、日本オペラ協会正会員。アルテリーベ東京演奏歌手。日本大学専任非常勤講師。チロル州立歌劇場非常勤合唱団員。
受賞歴
・第68回TIAA全日本クラシック音楽コンサート 審査員賞
・第67回東京国際芸術協会 新人演奏会奨励賞
・第20回”万里の長城杯”国際音楽コンクール 声楽部門一般の部A 第一位
・第12回フィラデルフィア音楽コンクール”パオロ・セッラオ” 声楽部門 第二位受賞(一位該当なし)
・第3回イスキア国際ソリスト&室内楽コンクール ソリスト部門E第二位受賞