12月16日、日暮里サニーホールでのリサイタルが無事行われました。
当日ちょっとバタバタしたけれど、トラブルもなく。
いつも小さな部屋で練習しているので自分のコンディションに自信が持てない部分もあったけど、
ちゃんと容量は満たせていたかと思います。
アーン
ヒンデミット
マーラー
ブラームス
シューマン
レハール
この演奏会のプログラムを決めてからもう何ヶ月も取り組んできたので、
知らず知らずのうちにすごく思い入れが強くなっていて・・・
実際終わって一日経過した今も、心の整理がついていません。
音楽的に、特にシューマンの女の愛と生涯は集中して今までのどのリハーサルよりもいい演奏ができたと思っています。
振り返ると声や感情のコントロールなど課題も多いですが、
以前に比べて感情を吐き出せるようになっていると思います。
そして、一緒に誠実に音楽を作り上げてくれたピアニスト南部由貴ちゃん、
彼女の存在なくしてはこのプログラムを完成できませんでした。
このプログラムの世界にどっぷり浸かっていたので、ここから次へ行くぞ!というパワーが必要です。
そう、来月はまた違うプログラムでリサイタル。
ここ数日のうちに気持ちを整理しようと思っていますが、
うまくいくかな?
コンサートには、日頃お世話になっている人たちだけでなく、ずっと会っていなかった親戚や大学時代の友人も来てくれました。
私のために時間を使って集まってくれた。
それができる力があるのが音楽だなーと改めて思います。
その対価に見合った心のこもった音楽をお客様に届けられるよう、
これからも誠実に実直に音楽に向かっていきたい。