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執筆者の写真藤田真有

オーストリア大使公邸での演奏


かねてから繋がりのあったFreundeskreis Deutscher Sprache(ドイツ語婦人会)の方の紹介のおかげで、6月12日にオーストリア大使館で演奏する機会に恵まれました。

こちらの会では毎年、オーストリア・ドイツ・スイスの大使館に招待されて定例会を開いているそうです。

ドイツ語話者の方が月一度、午前中に集まっている方々の会です。

今回も、もちろんウィーンに留学していたピアニストの南部由貴さんとの共演でした。

Schubert: An die Musik

Die Männer sind mechant

Brahms: *Deutsch Volkslieder*

Wie komm ich denn zur Tür herein?

Es steht ein Lind

In stiller Nacht

山田耕筰  曼珠沙華

中田喜直  霧と話した

Schumann: Frauenlieben und Leben  全曲

みなさんがドイツ語を理解される方なので、もちろん演奏する側にも使命感が出てきます。

一言一言にうなづき、噛みしめてくださるありがたいお客様です。

駐日オーストリア大使のハイッス大使も最前列で聴いてくださいました。

アンコールには

Sag beim Abschied leide Servus

Lehar: Liebe, du Himmel auf Erden (Paganini)

を演奏しました。

さすが、大使はこちらの方にとても興味を示してくださいました。

終演後、お話もしました。



ハイッス大使の奥様も大使をしていらっしゃって、

奥様はインドネシアにいらっしゃるので遠距離婚だそうです。

夫婦で大使ってすごいですよね。

ドイツ語婦人会の方からお花をいただきましたので、早速職場に飾りました。

自宅よりも職場にいる時間の方が長いような気がするので(睡眠時間も含めるともちろん家にいる時間も長いけど)

こちらに飾りました。

爽やかでナチュラルな花束です。

こんな風に、大使館で演奏することは以前からぼんやりとあった目標のひとつだったので

今回実現してとても満足しています。

皆様から、たくさんの感動の声をいただき、今後への大きな励みになりました。

ついでに、大使館商務部で働いていることも私のキャリアにいい影響をもたらしてくれています。

音楽と直接関係のない業務ですが、実際にはそういった関係の方や、立場のある方と知り合う機会が多く、感謝しています。

それを機に、最近はコミュニケーション能力をめきめきと上達させています。

コンサートのあとは、大使館シェフの美味しい料理を堪能しました。

いつも、イベントで食べさせてもらっていますが、本当に美味しいです。

雨が続き、気温差も激しいですが、健康で過ごせればいいなと思っています。


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