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執筆者の写真藤田真有

現在のオーストリアの状況

オーストリア・インスブルックに戻ってから1ヶ月以上が過ぎました。



2週間自粛した後は会社のオフィスに戻りましたが、政府の主導で行われている時短出勤に倣って私も月の勤務時間を通常の35%に減らされています。


なので、週に2日間だけ出勤してその日はフルで働き、それ以外の日は休みです。


当初は屋外以外のすべての場所でマスクの着用が義務付けられていましたが、先週から公共交通機関や病院・薬局など以外の場所ではしなくてもよくなりました。


毎回買い物で屋内に入るたびにマスクをつけるのが煩わしかったので、この緩和は結構嬉しいです。


電車の中などでも、マスクから鼻が出ていたりとか、ちゃんとつけていない人も結構多いです。まあ、何か飲んだり食べたりする時は外すから厳密にずっとつけていることもできないけれど。



感染者数も横ばいです。私の住んでいるチロル州では新しく感染する人もほとんどなくなってきています。


対ヨーロッパ他国からの入国制限もなくなり、徐々に規制は緩和に向かっていますが、感覚的には夏のバカンスも国内や近場(ドイツとか)で済まそうというような動きになっているように思います。



私は以前からシチリアに行きたいと思っていたので夏のバカンスはシチリアにしたいと思ってはいますが、飛行機の路線が復活しているかしていないかとか、色々勝手が悪いこともあるかもしれないので、まだ様子を見ています。


そうでなければチロル州内にあるパラグライダーの教室に通ってライセンスを取ろうかとか、色々考えています。(愛の不時着の影響もあり)



今月は空いている時間を有効に使おうと、先週は古巣のグラーツへ行って人と会ったり、純粋に街の空気や買い物を楽しんできました。


来週はウィーンへ行き、同じく空気と買い物を楽しんでくるつもりです。



仕事が少ないので休みの日はゆっくり眠れて食事や家事をできていい反面、家の中の色々なところに目がついて買い足しに行ったり、物欲ばかり湧いたり、なんだか焦ったり、暇の弊害も出てきています。



少しずつ新しいことを始めたりしながら、7月に会社が通常運転に戻るまでをやり過ごしています。



コロナウィルスの影響が出てから、世界はなんだか変わってしまったように感じますが、人に会って話して、集まって、そういう楽しみ方が再びできるようになる日が早くくるといいなと願っています。


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